社長のつぶやき

変わった相談

一応、建築物の構造計算業務で生計を立てているのですが、、、
変わった相談が舞込んできた。ゼネコンからの話で「相談に乗ってあげて」と。

相談はいいけど、わざわざ出向いてもらっても「何もできない可能性があるよ」という前提で打合せ。内容はトラック架装の耐力計算。

「車輌の計算はどのように行ったらよいか不明なので、サンプルの計算書が欲しい。」

「ディーラーも架装メーカーもたらい回し状態で、参考になる検討書は全く入手できそうもないです。」

「風の荷重が一番大きいかと思いますが、建築的に風圧力を算出しても意味がなが、サンプルがなければ風荷重の算出ができない。せいぜい、雪荷重に対しての長期の検討しかできない。」

「屋根が何㎝の雪に耐えられるか検討して欲しい。」

といった事であり、一般的も何も車輌の事は全く分からないので、「建築的に屋根の水平材を単純梁として、長期荷重は建築の積雪荷重と考え、小梁としての計算程度であれば、作文できそうですがこんな内容でいい?」

畑は違っても国土交通省がこんな内容で車輌の架装の計算についてOKと判断するとは考えられないのだが、その内容で良いとの了解を得て、断面サイズを調べて後日教えてもらうことになりました。

後日、友人の車輌のプロよりアドバイスを受け、車検を取れるような検討であれば単純にいかない場合もあると教わりました。

やはり、架装改造行った所で検討してもらう方が良いかと思うのだが、一般的にカンと経験で組み立てていて、計算は行っておらず、できないらしい。

単純梁の計算公式(M= 1/8×wl2)等は建築であろうが土木であろうが変わらないと思うけど、こんな検討内容で良いんだろうか。後日、車検を取るのかどうかなど確認して、車検を取るための場合は断りかなぁ。